年報アメリカ研究

第54号(2020年4月) 特集 メディアと情報

2020.04.14 年報アメリカ研究

座談会
「トランプと移民問題」 (1)
特集「メディアと情報」
第一次大覚醒運動と18世紀印刷文化―メソジストと人種― 増井志津代(21)
活字メディアとしての『ドメスティック・エコノミー論』 石塚則子(45)
VOA「フォーラム」と科学技術広報外交―冷戦ラジオはアメリカの科学をどう伝えたかー 土屋由香(67)
保守主義運動と政治献金革命:1964年大統領選挙におけるダイレクトメール戦略 森山貴仁(89)
アメリカにおけるテレビ・ディベートの開拓と終焉?-Firing Lineの遺産をめぐる再考― 渡辺将人(113)
ソーシャルメディアが変えるアメリカ政治:選挙と政策運営に注目して 前嶋和弘(137)
新聞4コマ漫画が描くアメリカ大統領 日本のマス・メディアに見るドナルド・トランプ像に関する一分析 水野剛也(159)
自由論文
「客間」と「書斎」-空間表象に見るエマソンの家政学 冨塚亮平(187)
冷戦期アメリカの先住民政策と土地問題―インディアン請求委員会とウェスタン・ショショーニ 内田綾子(209)
書評
Hideaki Kami著 『Diplomacy Meets Migration : U.S. Relations with Cuba during the Cold War』 上村直樹(231)
第53回年次大会報告 -239

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第53号(2019年4月) 特集 ヨーロッパとアメリカ

2019.04.14 年報アメリカ研究

座談会
「トランスジェンダーの現在」 (1)
特集 「ヨーロッパとアメリカ」
ジョン・アダムズの混合政体論における近世と近代 石川敬史(35)
19世紀中葉のアメリカ合衆国におけるドイツ系移民再考―フォーティエイターズとターナーズを中心にー 田中きく代(59)
ヨーロッパを/から読み直すルイザ・メイ・オルコット 田辺千景(77)
ヨーロッパ知識人がみた知と権力―ハンス・J・モーゲンソーとスタンリー・ホフマンのアメリカ知識人批判― 三牧聖子(99)
ヘミングウェイとパリ前衛―建築的散文、空間芸術、間身体性― 小笠原亜衣(119)
アメリカによる西ヨーロッパ域内貿易の自由化政策と西ドイツの役割―西独・仏貿易協定(1950年)を中心にー 河﨑信樹(147)
自由論文
産声を記録せよ:アメリカ合衆国における出生登録制度 大鳥由香子(168)
冷戦政治文化の変容とイスラエル認識―1960年代後半から1970年前半における連邦議会の冷静改革はに着目して 佐藤雅哉(191)
書評
笠井俊和著 『船乗りがつなぐ大西洋世界 英領植民地ボストンの船員と貿易の社会史』 橋川健竜(213)
第52回年次大会報告 -219

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第52号(2018年5月) 特集 エリートの『知』 / 民衆の『知』

2018.05.14 年報アメリカ研究

座談会
「トランプ政権下のアメリカ合衆国」 (1)
特集 エリートの『知』 / 民衆の『知』
ジェームズ・バーナム思想とトランプ現象 エリートと民衆の反動的交叉 会田弘継(41)
ドナルド・トランプに先駆けた男 ―サミュエル・T・フランシスのペイリオ・コンサーヴァティズム― 井上弘貴(63)
「内なる反知性主義」 ―1968年コロンビア大学ストライキと知識人― 梅崎透(87)
1952年大統領選挙と政治コンサルタントの台頭 森山貴仁(111)
自由論文
「彼のためにろうそくを」 ―ヘンリー・ジェイムズ「死者たちの祭壇」におけるアメリカ金融資本主義、親密圏、許し― 松浦恵美(135)
包摂と分裂のカリキュラム ―-ニューヨーク州教育改革と多文化主義論争― 南川文里(157)
第一次大戦と語り手フレデリックの「学び」 ―『武器よさらば』に見る同盟・共闘 柳沢秀郎(179)
書評
小野沢透著『幻の同盟―冷戦初期アメリカの中東政策』 小濵祥子(201)
第51回年次大会報告 -207

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第51号(2017年3月) 特集 ゆらぐアメリカの自画像

2017.03.14 年報アメリカ研究

特集 ゆらぐアメリカの自画像
新大陸における「帝国」の残滓──1812年戦争期の「親英勢力」とアメリカの自画像── 遠藤寛文(1)
愛国心,男らしさ,米西戦争をめぐる黒人知識人の言説──サットン・E・グリッグスの描く国家/地域/自画像── 奥田暁代(21)
オバマ政権の介入政策における「アメリカ例外主義」──不安定な世界におけるアメリカの自画像の再構築── 草野大希(45)
「欧州国家」アメリカの自画像──冷戦終結期の米欧関係とG・H・W・ブッシュ外交の基調── 志田淳二郎(67)
「アメリカの過去」と歴史叙述のグローバル化──アメリカ史研究の現在── 中野耕太郎(91)
揺れ動くアメリカの市民像──リチャード・ホフスタッターとヘンリ・アダムズの歴史観をめぐって── 中野博文(117)
国民文学創生と文化的覇権闘争──セジウィックの 『リンウッド家』における建国の地政学── 若林麻希子(139)
自由論文
愛国の響き──ティモシー・ドワイトの詩『グリーンフィールド・ヒル』(1794年) 第四部 「ピークォッド族の壊滅」を読む── 小泉由美子(161)
「イクメン」の誕生と新自由主義──20世紀後半アメリカにおける白人中流階級の父親の表象について── 関口洋平(183)
伝記テクストにおける女性市民の形成──セアラ・ヘイル 『女性の記録』 の家庭的歴史の語り── 増田久美子(205)
書評
南修平著『アメリカを創る男たち──ニューヨーク建設労働者の生活世界と「愛国主義」』 横山良(229)
第50回年次大会報告 -235

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第50号(2016年3月) 特集 占拠・占領・支配

2016.03.14 年報アメリカ研究

特集 占拠・占領・支配
環太平洋帝国アメリカにおける統治権力と移動の権利──フィリピン系住民のハワイ市民権認定を事例として── 岡田泰平(1)
文化の占領とアメリカ文学研究 越智博美(21)
アメリカの日本占領と民主化の言論──戦前の門閥政治体制の解体と岩淵辰雄── 福島啓之(45)
占領期日本の文学空間における連続と非連続──雑誌メディアにおけるアメリカ言説を中心に── 井上健(67)
部族主権の記憶と合衆国史へ反駁 ノーザン・シャイアンの史跡化営為 川浦佐知子(87)
自由論文
アジア系アメリカ人の対日戦争謝罪・補償要求運動の形成過程──アイデンティティの変容とアクティヴィズムの系譜── 大八木豪(107)
アメリカの対キューバ国交正常化交渉開始の契機──大統領,国内政治,国際システムとその認識── 松本明日香(129)
冷たい戦争と魂の危機──大衆伝道者ビリー・グラハムの見た共産主義,自由,原罪── 相川裕亮(149)
書評
Kazuyo Tsuchiya, Reinventing Citizenship: Black Los Angeles, Korean Kawasaki, and Community Participation 川島正樹(167)
三牧聖子著『戦争違法化の時代──「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』 篠原初枝(175)
第49回年次大会報告 -181
英文要約 -199

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第49号(2015年3月) 特集 モンロー・ドクトリン再考

2015.03.14 年報アメリカ研究

特集 モンロー・ドクトリン再考
アメリカン・システムのマニフェスト──ヨーロッパ公法秩序とモンロー・ドクトリン── 金井光太朗(1)
宣言なき再定義──フランクリン・ローズヴェルト政権とモンロー・ドクトリン── 奥広啓太(21)
モンロー主義とアメリカの介入政策──単独主義と多角主義の淵源となった外交理念のダイナミクス── 草野大希(41)
モンロー・ドクトリン, アジア・モンロー主義と日米の国際秩序観──戦前・戦中期における日本のモンロー・ドクトリン論を手掛かりに── 中嶋啓雄(61)
ラテンアメリカの影──1980年代小説と半球思考── 渡邉真理子(81)
アフリカ系アメリカ文学の地理的想像力──モンロー・ドクトリンの終焉── 竹谷悦子(99)
研究論文
個人から共同体の弔いへ──「ロジャー・マルヴィンの埋葬」における未完の埋葬── 小宮山真美子(119)
「共和国の母」から「慈悲深き帝国」時代の女性たちへ──二つの版の『ノースウッド』にみるセアラ・ヘイルの思想的変遷と「慈善」── 増田久美子(135)
「魔法群島」が見張る太平洋──逆転する地獄と楽園の遺物── 大武佑(157)
憲法の開放・奴隷の解放──フレデリック・ダグラスの合衆国憲法── 権田建二(177)
アフリカにおける家庭づくり──オサ・ジョンソンと1920年代の合衆国── 長谷川詩織(197)
祈るゴリラと核戦争後の世界──バーナード・マラマッド『神の恩寵』 の未来表象── 羽村貴史(217)
書評
橋川健竜著 『農村型事業とアメリカ資本主義の胎動──共和国初期の経済ネットワークと都市近郊』 柳生智子(239)
第48回年次大会報告 -245
英文要約 -263

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第48号(2014年3月) 特集 選挙とアメリカ社会

2014.03.14 年報アメリカ研究

特集 選挙とアメリカ社会
選民国家の選挙文学史序説マザー, ホーソーン, バーコヴィッチ 巽孝之(1)
『まぬけのウィルソン』とその時代──「1853年選挙」の風景── 上西哲雄(21)
労使関係と労働組合代表選挙──ワグナー法からタフト・ハートレイ法まで── 中島醸(39)
アメリカ政治にとっての選挙 待鳥聡史(63)
バラク・オバマと人種をめぐる選挙戦略の変容──「脱人種」とマイノリティ政治の併存── 渡辺将人(77)
研究論文
「自己防衛の名の下に」──移民貧困層の州外強制退去と19世紀アメリカ移民政策── 廣田秀孝(99)
戦後初期における社会科学研究評議会とカーネギー財団による地域研究の推進──揺籃期の地域研究と社会科学── 佐々木豊(119)
書評
貴堂嘉之著『アメリカ合衆国と中国人移民──歴史のなかの「移民国家」アメリカ』 中野博文(139)
新田啓子著『アメリカ文学のカルトグラフィ──批評による認知地図の試み』 牧野理英(147)
青野利彦著『「危機の年」の冷戦と同盟ベルリン,キューバ,デタント 1961-63年』 山澄亨(153)
第47回年次大会報告 -159
英文要約 -177

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第47号(2013年3月) 特集 アングロ・アメリカ

2013.03.14 年報アメリカ研究

特集 アングロ・アメリカ
フランクリンとアングロ・アメリカ帝国の夢――印紙条例の成立前後に見る国民感情―― 佐藤光重(1)
罪深き同胞――マーク・トウェインの描く英米の姿―― 石原剛(21)
「偏狭さ」に抗して――エズラ・パウンドの「ルネッサンス」構想―― 長畑明利(41)
北米植民地代理人ジェレマイア・ダマーのイギリス帝国――18世紀アングロ・アメリカ政治の一断面―― 森丈夫(59)
ベトナム戦争と集団防衛――東南アジア条約機構における米英対立,1965-1968―― 水本義彦(79)
帝国への最初の招待――第一次世界大戦アメリカ参戦をめぐるハウス大佐とグレイ卿の協調―― 坂出健(99)
研究論文
無気味に回帰する過去――シンシア・オジック『ショール』のホロコースト表象―― 羽村貴史(109)
晩年の新渡戸稲造とアメリカ――満州事変後のアメリカ講演をめぐる評価―― 谷口真紀(129)
日本へのテレビ導入におけるドゥフォレストと皆川の役割 有馬哲夫(149)
ナサニエル・ホーソーンと文学世界の構築――博物館としての「骨董通の収集品」―― 竹野富美子(169)
後藤濶リンチ事件と記念碑――ハワイ日系社会黎明期の記憶の表象―― 堀江里香(185)
第46回年次大会報告 -205
英文要約

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第46号(2012年3月) 特集 海と国家

2012.03.14 年報アメリカ研究

特集 海と国家
間大西洋における奴隷制の廃止と南北戦争 西出敬一 (1)
『白鯨』の海、棄子(すてご)の夢 橋本安央 (19)
国威の代償――世紀転換期のハワイをめぐる日米対立の一解釈 伊藤孝治(33)
海底ケーブルの地政学的考察――電信の大英帝国からインターネットの米国へ 土屋大洋(51)
研究論文
日中戦争期における太平洋をめぐる米豪関係 高光佳絵(69)
第三次中東戦争期のリバティ号事件に見る米国の「親イスラエル」政策の萌芽 富永枝里香(89)
日本のサンタクロース――カレン・テイ・ヤマシタの『熱帯雨林の彼方へ』における非同化的日系主体とその贈与精神 牧野理英(109)
アメリカ歴史教科書における原爆投下のコンテクスト――第二次世界大戦、冷戦、核時代 藤田怜史(127)
浦賀の「流星」とプロヴィデンス――ペリーとホーソーンと日本開国 中西佳世子(147)
現代アメリカにおけるニッケイ――学生組織のアイデンティティ・ポリティクスと「日系アメリカ人」言説 木下昭(167)
書評
Hiroshi Kitamura, Screening Enlightenment: Hollywood and the Cultural Reconstruction 飯岡詩朗(187)
第45回年次大会報告 -193
英文要約 -205

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第45号(2011年3月) 特集 病いと制度

2011.03.14 年報アメリカ研究

特集 病いと制度
生殖の権利と社会福祉—-断種におけるインフォームド・コンセント 小野直子 (1)
1935年社会保障法と健康保険をめぐる議論—-エドガー・サイデンストリッカーとI・S・フォークの構想を中心に 佐藤千登勢(19)
病とヒッピーと新自由主義—-トマス・ピンチョン『ヴァインランド』 三浦玲一 (39)
医療改革をめぐる政党政治の変容—-国民皆保険制度改革と高齢者医療保険改革を事例に 天野拓 (57)
研究論文
ボーディングアウトする女、家庭にしがみつく男—-(反)ボーディングハウス小説におけるセアラ・J・ヘイルのドメスティック・イデオロギー 増田久美子 (75)
紙の上のエメラルド・シティ—-The   Wonderful Wizard of OZと紙幣制度 秋元孝文 (97)
歴史ミュージアムとプライベート・セクターのポリティクス—-ジョージ・ワシントン像」ランズダウン》収蔵の経緯から 横山佐紀(117)
1960年代アメリカ合衆国における女性平和運動再考—-「平和のための女性ストライキ」の事例から 佐藤雅哉(137)
商業社会の倫理と社会関係資本主義の精神—-『フランクリン自伝』における礼節と社交 鰐淵秀一(157)
研究ノート
米国貿易政策史研究における社会史的視点の重要性 小山久美子(177)
書評
森聡『ヴェトナム戦争と同盟外交—-英仏の外交とアメリカの選択1964-1968』 藤本博 (187)
第44回年次大会報告 -195
英文要約 -209

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