第 44 回年次大会プログラム
1. 月 日 2010 年 6 月 5 日 (土)・ 6 月 6 日 (日)2. 場 所 大阪大学吹田キャンパス(コンベンションセンター・医学部保健学科棟)
565-0871大阪府吹田市山田丘1-1
3. 受 付 大阪大学コンベンションセンター・エントランスホール (キャンパスマップ および アクセスマップ)
ホテル予約が必要な場合はこちら
当日連絡先: 06-6879-7171(コンベンションセンター事務室)
4. プログラム (登壇者の所属は大会時点のもの)
第1日 6月5日 (土曜日)
自由論題
第 1 報告 (9:30〜10:05) 第 2 報告 (10:10〜10:45) 第 3 報告 (10:50〜11:25) 第 4 報告 (11:30〜12:05)
自由論題 A 司会 山下 昇(相愛大学) [医学部保健学科棟第8講義室]
・古木圭子(京都学園大学) 「Tennessee WilliamsのMilk Train Doesn't Stop Here Any Moreにみる『装置』としての日本演劇」
・馬場広信(早稲田大学) 「クロード・ランズマン監督テレビ・シリーズ Shoah 合衆国受容の考察――ショシャナ・フェルマン/ドミニク・ラカプラの検討」
・丸山雄生(一橋大学(院))「カール・エイクリーのアフリカン・ホール再考――剥製術の歴史と文化の境界」
・Taras A. Sak (九州大学) "Suspension(s) of Habeas Corpus: White-Jacket, Billy Budd and Guantanamo"
・小山久美子(長崎大学) 「米国貿易政策における市民層の影響力」
・Christina Owens(UC Davis/名古屋外国語大学) "Transnational Reforms and Rhetorics: American Workers Respond to Japan's Health Insurance Policy"
・佐藤晶子(大阪大学(院)) 「コーエン・ボイヤー特許の研究――成功する産学官連携の秘訣」
・西住祐亮(中央大学(院)) 「コソヴォ紛争と米国の左派反戦勢力――紛争介入に反対した民主党支持勢力の分析」
・和泉真澄(同志社大学) 「イエローパワーの音楽を越えて――ノブコ・ミヤモトの舞台芸術に見る『人種』と『越境』」
・杉野俊子(防衛大学校) 「アメリカで Jap(anese) として生きること,日本で異邦人として生きること――日系アメリカ人のモノグラフから日系ブラジル人を考える」
・井村俊義(東洋英和女学院大学) 「チカーノを規定する起源の物語――人種とジェンダー」
・吉岡由佳(神戸大学(院)) 「声のクロスロード――Lawson Inada の Drawing the Line にみる強制収容体験」
・田中真奈美(東京未来大学) 「長期海外生活がアイデンティティ・パーソナリティーに与える影響の考察」
・Michael J. Blouin(Michigan State University(院)/同志社大学) "Epochs and Shadows: (Re)Imagining Artistic Ideals through the U.S. Encounter with Japan"
・土屋智子(University of California, San Diego(院)) 「戦後日米関係における『愛』と『自由』の創出――戦後に生じたアメリカ人兵士と日本人女性の結婚を通して見るアメリカ帝国主義と冷戦リベラリズム」
・那須(白石)千鶴(東京国際大学(講)) 「アメリカ合衆国における動物愛護のアイデンティティについての一考察――19世紀前半のアメリカにおける家族革命と動物への愛情の関わりを取り上げて」
・千葉浩美(福岡女学院大学) 「大正期アメリカ女性宣教師――エリザベス・M・リーの事例にみるキリスト教主義とナショナリズムのせめぎ合い」
・石塚幸太郎(神奈川大学(講)) 「フーリエ主義とニューヨークのジャーナリズム――ホラス・グリーリーとパーク・ゴドウィン」
・矢島宏紀(東京大学(院)) 「独立前夜のアメリカ植民地におけるイングランド国教会――アメリカ主教派遣運動をめぐる中南部の聖職者による議論を中心に」
・小田悠生(コロンビア大学(院)) 「アメリカ移民政策における『家族の結合』――1924年移民法と親族呼寄せ運動, 1921年〜1934年」
・佐藤真千子(静岡県立大学) 「ノーマン・カズンズとフリーダム・ハウス」
・板橋晶子(お茶の水女子大学(院)) 「第二次大戦期アメリカにおける『身だしなみ』と美容・衛生用品広告――男性向け製品を中心に」
・島本マヤ子(大阪大学(院)) 「ヘンリー・ウォーレスのアメリカ核独占に対する批判, 1945−1948」
理事・評議員会 (12:15〜13:15) [コンベンションセンター研修室]
会長講演 (13:20〜14:50) [コンベンションセンターMOホール]
司会 紀平英作 (帝京大学)
Professor Kevin K. Gaines(ASA President, University of Michigan)
"On Stevie Wonder's 'Songs in the Key of Life' (1976)"
有賀夏紀 (アメリカ学会会長、埼玉大学(名))
"Is a Japanese Perspective Useful for Studying about America?:
Child Labor, Consumerism, and Status Concern during World War II"
・清水博 賞
・齋藤眞 賞
司会 清水さゆり(ミシガン州立大学)
報告者 坂元一哉(大阪大学) 「日米同盟をいかに『深化』させるか――共通目的,役割分担,法的基盤」
Aaron Forsberg (米国大使館) "U.S.-Japan Economic Relations Since 1960: History and Prospect"
吉見俊哉(東京大学) 「戦後日本における『反米』――朝鮮戦争から日米安保まで」
討論者 吉次公介(沖縄国際大学)
荒このみ(立命館大学(客))
コンベンションセンター前に集合後,シャトルバスで移動します。懇親会場は,恐れ入りますが指定喫煙場所以外は禁煙とさせていただきます。終了後は,千里阪急ホテル,ホテル日航茨木,新大阪江坂東急イン,ホテルマーレ南千里および最寄りの主要駅まで無料シャトルバスを運行します。
部会 A 「逆説のアメリカ――核政策と核意識を中心に」 (9:30〜12:00)[コンベンションセンター会議室3]
司会 竹内俊隆(大阪大学)
報告者 梅本哲也(静岡県立大学)「『核兵器なき世界』――期待と陥穽」
黒崎輝(福島大学) 「核優位への執着――ケネディ政権の核戦略と全面完全軍縮案をめぐる政策過程, 1961-1963年」
上岡伸雄(学習院大学) 「9/11以後の文学的想像力」
渡辺克昭(大阪大学) 「『囚人のジレンマ』におけるバイオ・ポリティクスの逆説」
討論者 竹内俊隆(大阪大学)
司会 竹田 有(奈良教育大学)
報告者 藤重仁子(森ノ宮医療大学)「ヘルスケア労働力のアメリカへの移動――フィリピン人看護師を事例として」
佐藤千登勢(筑波大学)「カリフォルニア州における福祉改革と就労支援――移民女性による低賃金労働をめぐって」
山元里美(津田塾大学)「エンパワーメントという名の権力――シカゴ市のラテン系日雇労働者と非営利組織の関係を事例に」
討論者 村田勝幸(北海道大学)
"Cultural Strategies in Time of Change: Minority-Majority Relations" (9:30〜12:00) [コンベンションセンター研修室]
Chair: Yasuko Takezawa (Kyoto University)
Panelists: Rick Bonus (University of Washington)
"Making Meaning in Schools: Race and the Cultural Politics of Mentorship"
Miyuki Kita (The University of Kitakyushu)
"Color-blindness as a Strategy of Overcoming Barriers: American Jews and Higher Education in the 1940s"
Akira Kinoshita (Ritsumeikan University)
"College Student Cultural Activities and Identity Politics: Filipino Americans and Folk Dance"
Commentator: Jeong-Hyun Shin (ASAK President, Seoul National University)
分科会 (12:10〜13:25) [コンベンションセンター会議室および医学部保健学科棟各教室] 詳細はこちら
新理事会 (12:10〜13:20) [コンベンションセンター研修室]
総会 (13:30〜14:00) [コンベンションセンター研修室]
部会 C 「アメリカの医療」 (14:10〜16:40) [コンベンションセンター会議室3]
司会 松田亮三(立命館大学)
報告者 山一夫(京都橘大学)「無保険者の医療アクセス」
天野拓(熊本県立大学)「オバマ政権の医療改革」
小野直子(富山大学)「優生断種と医療倫理」
討論者 山岸敬和(南山大学)
Chair: Naoki Onishi (International Christian University)
Panelists: Juri Abe (Rikkyo University)
"Fighting a White Man's War: Participation and Representation of the Native American during WWII"
Linda Gordon (New York University)
"Visual Battleground: Photography of the Internment of Japanese Americans during World War II"
Gary Y. Okihiro (Columbia University)
"Japan, World War II, and Third World Liberation"
Commentator: Kaori Takada (Meiji University)
Chair: Julie Higashi (Ritsumeikan University)
Panelists: Scott Kurashige (University of Michigan)
"From Cultural to Political Transformation: The Obama Presidency and the Rise of a Nonwhite American Majority"
Anri Morimoto (International Christian University)
"The Art of Reconciliation: Or Why Japanese Apologies Sound Artless"
Peggy Chung Hui Cho (Kyung Hee University)
"America's Chinatown and theChallenge of Representation"
Commentator: Kevin K. Gaines (ASA President, University of Michigan)
1) 懇親会には事前の申し込みが必要です。懇親会費 6,000 円は会報に同封した払込用紙にて5月 7日までにご納入下さい。今回は送迎バスつきの懇親会のため,当日の参加申し込みは受け付けができませんので,お忘れなく期限までにお申し込み下さい。払い込まれた懇親会費はいかなる事情があってもお返しできませんので,ご注意ください。
2) 年会費の当日払いは受け付けられませんのでご了承ください。
3) 非会員の大会参加費は 1,000 円です。会場受付にてお支払いください。
4) 会場周辺の生協は5日(土)の昼食にはご利用になれます。6日(日)には,生協が利用できないだけではなく,キャンパス内で昼食を販売する店舗が全て閉店しておりますので,あらかじめ昼食を購入してご持参ください。なお,駅前の阪大病院内には,両日営業している食堂,スターバックス,ローソン(コピー機もあり)があります。
5) 昼食はコンベンションセンタ―あるいは保健学科棟各教室でお取りいただけます。ICホールでは、6日のみ昼食をお取りいただけます。それ以外の時間帯は湯茶・スナックのみ許可されています。
6) 大阪大学吹田キャンパスの駐車場は,週末には無料開放されますので,大会開催日両日ともにご利用いただけます。
7)コンベンションホール3階のMOホール内では飲食禁止となっております。その他の場所および医学部保健学科棟では飲食が可能ですが,ゴミを出さないよう,ご協力お願い申上げます。
8)大きな荷物をお持ちの場合,MOホール前の荷物置き場をご利用いただけます。ただし,管理人はおりませんので,盗難・紛失等の責任は負いかねます。
・大阪大学では喫煙所以外は禁煙となっております。
・本大会の開催にあたっては,大阪大学大学院言語文化研究科に共催のご便宜を図っていただきました。記して感謝いたします。
分科会のご案内
1. アメリカ政治 [コンベンションセンター会議室3] 責任者:中野博文(北九州大学)
「アメリカ政治の地殻変動2」
1) 向井洋子 (筑波大学(院)・沖縄国際大学特別研究員) 「ニクソンの議会対策」
2) 鈴木健人(明治大学) 「オバマと核軍縮」
今年度は昨年度に引き続き,アメリカ政治の長期的な変化をよく示すと思われる事例を取り上げ,その議論を通じて分科会参加者とオバマ政権についての理解を深めることを目指す。選んだ事例は対議会関係と核軍縮問題である。向井報告は,ニクソン政権期を取り上げ,議会改革が実行される直前,大統領府が議会に対して行った働きかけを公文書館の資料をもとに検証する。鈴木報告は核をめぐる国際環境の変化を検証し,アメリカの軍事戦略における核兵器の位置づけや戦略体系の変化をたどって,核軍縮に向けた課題を論じる。報告と討論を通じて,オバマの政権運営を規定しているアメリカ政治の現実について,浮き彫りにすることが本分科会の狙いである。
吹戸真実(南山大学) 「冷戦初期アメリカ合衆国の中台政策(1949-1955年)」
本報告は,冷戦下の中台分断の構造が形成,定着するに至った歴史的プロセスの解明を目的としている。考察対象の時期は,国共内戦の帰趨が明確となり,台湾の処置が政策課題として浮上した1948年末を起点とし,バンドン会議での台湾問題をめぐる周恩来発言を契機に第一次台湾海峡危機が終息へ向かい,米中大使級会談の開会に至った1955年半ばまでである。本報告は,ややもすれば米中台三者間の関係に偏りがちな先行研究と異なり,極東地域秩序の変容,および,アメリカの対極東政策の展開という文脈との連関を強く意識しつつ,当該時期の中台政策について再検討する独自のアプローチをとるものである。
小尾美千代(北九州市立大学) 「日米自動車摩擦をめぐる政治的調整の変容――政府間協議における貿易政策アイディアと自動車産業のグローバル化の観点から」
1980年代から90年代半ばにかけて断続的に発生した日米自動車摩擦に対しては,GATTの枠外での政治的調整がおこなわれてきたが,1995年自動車協定によってこうした二国間レベルでの調整は実質的に終焉した。本報告では,社会構成主義アプローチから,自由貿易主義や公正貿易,日本異質論などの様々な貿易をめぐる政策アイディアと,自動車産業のグローバル化を中心とする市場構造の変化に焦点を当て,自動車摩擦をめぐる政治的役割の変化について分析することを試みる。
司会者:浅野一弘(札幌大学)
討論者:平田雅己(名古屋市立大学)
浅羽良昌(神戸夙川学院大学) 「アメリカ経済と観光産業」
アメリカ合衆国(以下,アメリカと表記)は,フランスやスペインとともに,代表的な観光大国と言われている。 19世紀にあっては農業大国,20世紀に入ってからは工業大国と呼ばれ続けたアメリカであったが,1970年代における2度にわたるオイルショックを契機として,現在にあっては工業大国と呼ばれることは少なくなった。
本報告は,観光大国と呼ばれるようになったアメリカの観光産業がアメリカ経済の中にあってどのような位置にあるのか,付加価値,雇用者数そして輸出額などを検討することにより検証したい。あわせて世界にしめるアメリカの観光産業のポジションや特徴も検証したい。なお,本報告はあくまでも経済史の動向を踏まえながら観光経済をとらえるとの極めて限られたものであることを予めお断りしておきたい。
本分科会では,イギリス帝国史の論点を取り入れた初期アメリカ研究を試みている。本年も以下の報告に基づき,近世の北米を多面的に考察したい。
報告 森丈夫(福岡大学)「帝国・戦争・北米植民地」
1990年代以降,近世史では戦争が国家機構の変革や国民意識形成に果たした役割が議論されているが,近年,イギリス領北米植民地に関しても多くの議論が展開されるようになっている。本報告では,1689年に勃発するウィリアム王戦争以降に生じた戦争の大規模化や国家間・集団間の対立関係の再編成が,北米植民地と本国イギリスとの諸関係にどのような意味を持っていたのかを報告する。
「『日本と日系アメリカ:環太平洋のつながり』UCバークレイ校学会発表の概要と未来図」2009年10月9日の3人の発表者が,その研究概略と展望について,以下のように報告する。
1) 粂井輝子(白百合女子大学) 「アメリカ川柳と日本」
アメリカ合衆国の「日本語文学」は「日本文学」と密接な関係を保ちつつも,独自の発展を遂げようとした。川柳を通して両者の微妙な関係を考える。また日本語文学の活動拠点であった日本語新聞の廃休刊の影響に関して話題提供したい。
2) 山倉明弘(天理大学) 「在米天理教布教史戦時抑留のトランスナショナルな文脈」
天理教は戦前,北米・南米や東アジア・満洲へ信者を送り,顕著で活発な活動を行った。本報告では,日米戦争中の在米天理教布教師の戦時抑留の原因を,満洲,日本,米国というトランスナショナルな文脈で読み解く。
3)野崎京子(京都産業大学)「強制収容とアイデンティティ・シフト」
公文書館資料によって明らかになった発表者一家の強制収容の実体とビスマーク抑留所への訪問について語る。トランスナショナルな視点から,強制収容と日系人の存在を考察する。
木村(横塚)裕子(カリフォルニア大学バークレー校(院))「革新主義時代の米国における貧困母子救済をめぐる議論の進展」
1910年代,米国各地で,母子家庭を経済的に支援する法的制度が整えられていった。先行研究において母性主義的改革者らによる組織的運動の成果と評価されているこの全国的現象を引き起こした背景には,児童保護政策並びに貧困家庭に対する社会的救済方針における19世紀末以来の方向転換が大きく影響していた。母子福祉に関する社会政策の発展は,この時代,産業化の進む社会に共通して見られた傾向であり,日本の児童保護政策改革者らも,欧米諸国の影響を受けて,公的母子扶助の必要性に着目し始めていた。本報告では,日米の貧困母子救済の動向を比較する視点を取り入れつつ,米国においては,革新主義時代の貧困の原因と責任の所在をめぐる議論の進展が,ニューディール以前の母子福祉政策の方向性をどのように決定づけたかを検討したい。
第1報告 川浦佐知子(南山大学) 「自己・語り・歴史――ノーザン・シャイアンに見る集合的記憶の在り様」
アメリカ先住民研究に携わることは,「近代」が抱えてきた様々な矛盾と向き合うことに他ならない。発表者は心理学に軸足を置き,質的研究を行う者であるが,ノーザン・シャイアンの人々へのインタビュー調査を通して,個人の物語―地域・共同体の記憶―国家の歴史の相互関係を検討することで,近代心理学が顧みてこなかった「自己」の歴史性について考察してきた。発表ではノーザン・シャイアンに見る集合的記憶の継承の検討を通して,アメリカ先住民研究において,複合的手法をもって特定部族を研究することの意義を,歴史観の再考という点から述べたい。
第2報告 野口久美子(立教大学(講)) 「北米ネイティブ・アメリカン史研究における理論の変遷と模索」
アメリカ合衆国において「旧インディアン史」と呼ばれるネイティブ・アメリカン史の記述形態は,1970年代以降,再考を迫られていく。本報告はその変遷を時系列的に整理し,さらに,現代のネイティブ・アメリカン史研究に影響を及ぼしたネイティブ・アメリカン研究(Native American Studies)の成立や,21世紀になり新たな展開をみせる「部族自治」と「民族自決」への取り組みが,同史研究にいかなる影響を及ぼしてきたかを紹介する。最終的には,現在のネイティブ・アメリカン史研究における課題と可能性を含め,今後の同史研究の史料と方法論を巡る議論の材料を提示したい。
休止状態にあった文化・芸術史分科会を本年次大会から再開し,文化研究や芸術史のみならず,メディア文化研究や表象文化論といった新しい分野で研究を進めている若い研究者の受け皿づくりをしていきたいと考えます。当面は休止前に焦点を当てていた「ヴィジュアル・カルチャー研究」を軸にしながら,関連分野に属する大学院生や若手研究者,あるいはアーティストの発表を中心にしたラウンドテーブル形式で開催していく予定です。再開第1回目の分科会では,表現メディアの多様化や美術館及びマーケットの変貌,あるいはポストモダニズムの常識化による「アート概念の変容」をテーマにして活発な議論を進めていきたいと考えています。
報告 荒木慎也(東京大学) 「ボストンから東京にやってきた石膏像」
小森真樹(東京大学(院)) 「消費文化としての前衛美術――美術展の変容から」
宮下忠也(同志社大学(院)) 「現代美術家、村上隆と日米間の文化的接触」