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『アメリカ研究』第43号「特集論文」募集のお知らせ
『アメリカ研究』第43号(2009年3月発行)の特集テーマは、「大統領」と決まりました。その趣旨は以下の通りです。
ジョージ・ワシントンからジョージ・W・ブッシュまで、初代就任から第43代任期満了まで220年の歴史を誇る大統領の歴史は、今日の世界全般の趨勢を左右するアメリカ合衆国最大の文化である。古く17世紀植民地時代より400年近く、アメリカはもともと多様なる矛盾を高邁なる理想のもとに封じ込めることで成立した。「独立宣言」の公約にもかかわらず、いまなお性差・人種・階級すべてにおける内部の紛糾がやむことなく、独立戦争からイラク戦争まで外部との闘争を繰り返して存続するこの国を動かしている原理は、なおも「来るべき民主主義」にほかならない。アメリカを最も象徴する成功物語はエイブラハム・リンカーン第16代大統領が体現した「丸太小屋から大統領官邸へ」なるセルフメイド・マンの神話だが、にもかかわらず第2代ジョン・アダムズの長男が第6代に選ばれたのと同じく、また第35代ジョン・F・ケネディが一族から期待されたのと同じく、第41代ブッシュの息子が第43代に収まり露呈させてしまった王朝精神には、かつての「帝国」が息を吹き返すのに充分な素地が潜む。さて大統領という制度は民主主義を延命させるのか、それとも危機に陥れるのか。
折しも、今年2008年は第44代を決めるアメリカ大統領選挙の年。アメリカ大統領をめぐる歴史と神話をめぐって、意欲的な投稿を期待する。
「特集」に執筆希望の会員は、2008年6月末日までに、氏名・所属、論文題目 および構想・資料などの説明(400字程度)を電子メール(office@jaas.gr.jp)で、年報編集委員会宛てにお申し込みください。その際のSubjectは、『アメリカ研究』特集応募と明記してくださるようお願いいたします。執筆の依頼については、2008年3月に決定し、通知をさしあげる予定です。原稿については、ホームページ http://www.jaas.gr.jp上の執筆要項をご覧ください。締め切りは、9月2日(火)必 着です。
年報編集委員会
2008年04月02日 | 年報編集委員会
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