« Organization of American Historians派遣来日研究者のお知らせ | フロントページ | 会費の口座振替 »
第39回年次大会 分科会のご案内
1. アメリカ政治、 2. 冷戦史研究、 3. 日米関係、 4. 日露戦争とアメリカ、 5. 経済・経済史、 6. アジア系アメリカ研究、 6. アジア系アメリカ研究、 7. 移民・エスニシテイ、 8. アメリカ女性史・ジェンダー研究、 9. 文化・芸術史
第39回年次大会 分科会のご案内( )は責任者および連絡先
1. アメリカ政治(大津留(北川)智恵子・関西大学)<ckotsuru@ipcku.kansai-u.ac.jp>
アメリカの政治の根幹である「自治」を担う地方政体では,より民主的,効率的な政治をめざして,多様な試みがなされている。特に近年では地方政体と市民社会の新しい協働も盛んになっている。今回の分科会では,市議会が任命するマネージャーが行政全般の運営にあたる,アメリカ独自のカウンシル─マネージャー制の下での地方政治の実態について,カリフォルニア州での調査を踏まえて報告していただく。その歴史的背景や議会─市政府─住民組織関係,州,連邦政府との関係を中心とした議論が期待される。
報 告:安岡正晴(神戸大学)「シティ・マネージャーとアメリカ地方政治─理念と実態─」
コメント:平田美和子(武蔵大学)
2. 冷戦史研究(菅 英輝・西南女学院大学)<hidekik@ceres.ocn.ne.jp>
本分科会では,冷戦史研究に関心を有する会員の個別研究テーマを多面的にとり上げ,議論することを考えています。今回は50年代の日米関係と東アジアを中心とする報告です。
報告者:佐野方郁(大阪外国語大学非常勤講師)「日本政府の中国政策とアメリカ,1954・1958年」
池田慎太郎(広島市立大学)「1950年代冷戦の変容と日米関係」
コメンテーター:佐々木卓也(立教大学)
3. 日米関係(川上高司・拓殖大学)<Tk1Yk2@aol.com>
日米関係分科会では「第2次ブッシュ政権と日米関係」をテーマに,まず,ブッシュ政権の布陣がシフトした結果,その外交政策がどのように変化したかを検索する。次に,新政権の国連政策が「イラク」以降変化しているのかを中心に論じ,次に,現在日米間でもっとも課題となっている米軍再編と沖縄問題に関して論じていきたい。ブッシュ大統領は一般教書演説で中東民主化を第一義にとりあげたが,果たしてアジア政策にはどの程度コミットするのか,現状維持なのか先制攻撃はありえるのか,その時に日本の役割はどこにあるのかについて論議する予定である。
報告:村田晃司(同志社大学)「ブッシュ政権の布陣と外交政策」
星野俊也(大阪大学)「ブッシュ政権の国連政策」
上杉勇司(広島大学)「ブッシュ政権の対日政策(沖縄を中心として)」
4. 日露戦争とアメリカ(松村正義・日露戦争研究会)<portmouthnotable@aol.com>
昨年から今年にかけては日露戦争100年にあたる。同戦争は,開国以来50年,当時近代化に成功しつつあったアジアの新興小国日本が国運を賭けて,ヨーロッパの強大国ロシアに戦いを挑み辛くも勝利した大戦争であった。同戦争の遂行に当たり,セオドア・ローズヴェルト大統領の指導する米国が,同大統領の講和への外交努力といい,またジェイコブ・シフの金融力といい,彼らアメリカ人の協力や支援の手を差し伸べてくれなかったら,小国日本は大国ロシアに到底勝てなかったであろう。しかしその後の日本人は,日米関係が悪化していく中で,日本が同戦争に独力で勝利したと思いすぎていなかったろうか。本分科会では,日露戦争に果した米国の重要な役割について今一度認識を新たにしたいものである。
報告者:飯倉 章(城西国際大学)「日露戦争におけるアメリカの対日イメージの変容─生徒,ライバル,それとも黄禍?」
二村宮国(帝京大学)「ジェイコブ・シフと日露戦争─ユダヤ人銀行家はなぜ日本を助けたか」
松村正義(日露戦争研究会)「ポーツマス講和会議とセオドア・ローズヴェルト─彼の不作為の謎を焦点に」
5. 経済・経済史(加藤一誠・日本大学)<YQX01156@nifty.ne.jp>
本年度は,上野継義氏(京都産業大学)が「『安全第一』の政治学─『安全月報』のまなざしを読む─」のテーマで報告をしてくださることになっております。当日は,経営史の観点からスライドを使って当時の写真映像などを披露していただけるそうです。なお,分科会のすぐ後には政治経済の部会が開かれますので,皆様の積極的なご参加をお待ち申し上げております。
6. アジア系アメリカ研究(瀧田佳子・東京大学)<ytakita@js4.so-net.ne.jp>
グローバリズムの現在からあらためて国家・民族・文化の問題を考えてみたい。発表者はまず,歴史・社会分野から深見麻会員(東京大学・院)が,「戦前期サンフランシスコの日系社会と万国博」と題し,サンフランシスコ金門博(1939)への日系人の参加を排日運動に対抗する行動の一環であると見,移民社会における文化外交の役割と,アイデンティティを巡る問題意識について考える。続いて,文学・文化分野から川口恵子会員(東京大学・院)が,「『姓はヴェト,名はナム』における国家とジェンダー」のテーマで,トリン・T・ミンハがいかにこの関係を多層的に問題化していくかを具体的な作品分析を通して検証する。
7. 移民・エスニシテイ(山田史郎・同志社大学)<syamada@mail.doshisha.ac.jp>
『毛皮と皮革の文明史──世界フロンティアと掠奪のシステム』(ミネルヴァ書房,2005年1月)を上梓された下山晃氏(大阪商業大学)に,「北アメリカにおける毛皮交易と民族」(仮題)をテーマにご報告をお願いします。北アメリカの毛皮等の狩猟・交易と先住民や奴隷制度に関して,下山氏のご研究の意図と成果,あるいは文明史・世界史的な文脈における意味などについてお話をうかがい,議論したいと思います。
8. アメリカ女性史・ジェンダー研究(緒方房子・帝塚山大学)<sako@tezukayama-u.ac.jp>
2005年度も,アメリカ女性史・ジェンダー研究分科会を開きます。今回は例年通りの情報交換に加えて,次のようなセッションも行います。
タイトル 「権力とセクシュアリティ」
司会:豊田真穂(日本学術振興会)
報告:佐竹由帆(青山学院大・非常勤講師)「Ana●s Ninにおける権力とセクシュアリティの関係」
三反田ひとみ(同志社大学・院)「GHQ/SCAPの公娼制度廃止にみるセクシュアリティと権力」
戸田由紀子(椙山女学園大学)「トニ・モリスンの『ラブ』における権力とセクシュアリティ」
なお,分科会のメーリングリストアドレスはhttp://groups.yahoo.co.jp/group/gender-womenshistory/
メールアドレスはgender-womenshistory-owner@yahoogroups.jpです。ふるってご参加ください。
9. 文化・芸術史(小林 剛・関西大学)<>
今回の年次大会では我々の分科会から提案した「展示と権力」に関する部会が開かれることになっていますので,分科会の時間には新しい研究会の発足に向けたビジネス・ミーティングを開く予定にしています。文化・芸術史に関連する研究者が活発な意見交換を行える場を生み出すのが目的ですので,関心をお持ちの方はぜひお集まりください。今後の予定や運営委員などについてお話をしたいと考えています。
2005年04月21日 | 年次大会企画委員会
Copyright © 2004 The Japanese Association for American Studies. All rights reserved.